脱毛についての記述
また寝ているときの体温調整システムはよりゆっくりと働くので、症状は長引く傾向があり、著しく睡眠を妨げること一般について言えば、あまり更年期とは関係ないようだ。
むしろ五O歳すぎてがある。
ただし「不眠」からの睡眠不足には、運動不足やストレス、室内の照明、騒音、深夜テレビ、年齢とともにやってくる睡眠周期の自然な短縮などの原因を想定したほうがいい。
腫乾燥症だいたい三人に一人に見られる。
また二人に一人はセックスの快感が減ると訴えている。
エストロゲいしゅくンがないと腫内部の組織は萎縮し、それによって排尿に痛みが伴い、セックスの際に腫の分泌する潤滑剤の量が抑えられることがある。
ちなみに腫乾燥を訴えない女性でも、性的な満足度はさまざまらしい。
性欲や満足感が増したという人もいれば、減ったという人もいる(後者のほうが少し多い)。
結局のところ、更年期とセックスの回数や快感はあまり関係ないようだ。
気分変動更年期の症状としては最も生活に支障をきたすものだろう。
思春期の気分変動と同じく、誰にも起こりうるが、その程度や時期は一人ひとりで異なる。
更年期の何年も前から始まることも多い。
感情は思考よりも強く、進化論的にも思考より先に生まれている。
それだけ奥深いものだから、思考レベルで変化に気づく前から気分(欲求不満や怒り、悲しみ、性欲、倦怠感など)の変動は始まっていると考えらかなり症状が進んでいるかもしれない。
そして急におかれる。
だから思考レベルで気づいたときには、しくなったように思いこみ、つらい思いをする。
しかし、そうした気分変動も更年期におけるエストロゲン値の変動が原因で脳内の化学物質のバランスが変化した結果にすぎない。
別に「おかしく」なったのではなく、単にホルモンバランスが一時的に崩れただけだ。
ここが重要なポイントだ。
気分変動は精神的な問題ではないし、精神障害の誘因にはならない。
更年期とうつ病や不安症といった心理的なトラブルには何の関係もない。
更年期の数年間にうつ病などの症状を経験する女性もいるが、その比率は更年期の前後とまったく同じである。
念入りな調査研究に参加した数十万の女性たちによると、更年期のおもな症状はこの四つ(ほてり、寝汗、腔乾燥、気分変動)だけである。
しかし世間では、さまざまな問題が更年期と関連づけて語られている。
うつ病や体重増加、思考能力の低下、睡眠障害、関節の不具合、疲労、不安などだ。
実際、こうした問題は更年期とほぼ同じ時期に襲ってくる。
しかし、それは更年期のせいではない。
衰えの潮が強くなり、C6の分泌が増えたせいだ(だから男にも同じような問題が起きる)。
これはいい知らせだ。
更年期は避けられないが、C6が増えるのは(この本で繰り返し述べてきたように)防げるからだ。
どうすれば防げるか。
とりあえず以下の四点を確認しておこう。
更年期になってもうつ病その他の精神障害が増えるわけではないたとえひどい状態だろうと、精神障害には関係ない。
うつ病の誘因にはならず、いつまでも続くことはない。
女性がうつになる確率は、更年期の前後も更年期のあいだも変わらない。
更年期の気分変動は、更年期だから体重が増えるというニとはないアメリカでは女性も男性も年齢とともに太りがちだが、更年期に肥満が増えるという確かなデタはない。
肥満が進む原因は更年期ではなく、ろくな運動をせず、美食にふけりがちな生活態度にある。
もちろん、(更年期も含めて)四O代か五O代のどこかで潮の変化に流されれば、一年に二0キロも太ってしまうかもしれない。
新陳代謝が悪くなり、運動もしなくなれば、そして食事の量や質を変えなければ、すぐに体重は増えるかもしれない。
しかし、そうした変化は避けられる。
更年期の女性でも本格的にスポーツをやっている人なら、大学生のスポーツ選手と同じくらいの体脂肪率を維持できる(大学生に比べて、シワが目立つのは仕方ない)。
更年期だからといって精神機能が衰えるニとはない車のキーをどこに置いたか忘れてしまうといったことは、年齢を重ねるにつれて女性でも男性でも増えてくる。
それは身体の衰えがもたらす症状だ。
更年期のせいではない。
関節炎や慢性疲労と更年期とのあいだには何の関係もない更年期特有の気分変動のせいで疲労感や倦怠感を覚えることはあるが、それは慢性的な関節炎や慢性疲労とは異なる。
後者は衰えの症状であって、更年期のせいでい。
要するに、更年期であれその前後であれ、老いと衰えの潮に負けない(そのために定期的な運動をする)ことが大事なのだ。
フイフスタイルを変えて更年期を乗り切る更年期の症状を軽減する上でも、欠かせないのは定期的なエクササイズだ。
エアロビッグな運動も筋トレも、気分変動やのぼせ、寝汗を軽減する効果がある。
運動する時間帯はいつでもいいが、どちらかといえば午前中のほうがよさそうだ。
きっちり運動すれば無駄のない筋肉質の身体になり、新陳代謝もよくなるから、体重は増えにくくなる。
また運動は骨を刺激し、骨の再生を促すから、骨組しよう症の予防手段としても最適だ(ただしカルシウムの摂取もお忘れなく。
一日に四OOユニットのビタミンDとカルシウム五00ミリグラムが必要だ。
サプリメントなら朝晩の歯磨き前に五00ミリグラムずつ。
あとの五00ミリグラムはフィットネス・クラブに通う前に摂るといい)。
大豆(豆腐や一豆乳など)たっぷりのは、更年期のすべての症状(腔乾燥も含む)軽減に役立つかもしれない。
おそらく、大豆にはエストロゲンと似た成分があるからだろう。
もしも大豆が苦手なら、果物や野菜、全粒粉、の多い軽めの食事をするといい。
砂糖、カフェイン、アルコール、チョコレート、激辛系や香辛料たっぷりの料理、過食、ストレス、座りがちの生活はみな、ほてりと寝汗を引き起こす。
ただし、何がそうした症状を引き起こすかは、一人ひとりの女性によって異なる。
だから一か月ほど、自分の症状と食事と運動の関係を詳しく記録する日記をつけてみるといい。
そうすれば、何がどの症状に、どれくらい関係しているかを知ることができるだろう。
そうやって自分の生活習慣を観察し、いい方向に変えようとする態度が大事だ。
前向きに生きているヨガや膜想なども効果的だとされ女性ほど更年期の症状が軽いことは、多くの研究で確認されている。
ている。
ライフスタイルを変えても対処できないのは腫乾燥だ。
予防的には大豆食品を多く食べるようにすれそれで腫乾燥を防げるという保証はない。
もしもセックスに不快感をともなうようばいいのだろうが、なら、まずは潤滑剤を使ってみよう。
たいていは一定の効果を期待できる。
それでもダメなら、そのときこそホルモン(エストロゲン)補充が必要かもしれない。
そのときは早めに主治医に相談しよう。
不快感ゆえにセックスの回数が減れば減るほど、腫内部は傷つきゃすくなり、よけいに痛みを伴うようになる。
そうなってからでは遅いから、お早めに。
気持ちを変えて生き方を変える私が小学校に入ったのは一九四O年の秋だった(ずっと後でハリーも同じ学校に通うことになった)。
右も左もわからぬ私の、尻をひっぱたいてくれたのは父親だ(これがまた情熱の塊みたいな男だった)。
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